PC で撮ったスクリーンショットを、Android スマホ・タブレットにも自動で届けられます。 外出先で資料や地図をスマホから開けるようになり、自分宛てにメールを送る手間がなくなります。
先に PC 側で同期をオンにしておいてください(端末間同期を設定する)。
スマホ側に用意するもの
Google Play の Syncthing-Fork アプリを使います。 Capture Core と同じ同期エンジンのアプリで、これを介してスマホが PC のペア相手になります。
なお、iPhone / iPad には対応していません。 iOS には公式の Syncthing アプリが提供されていないためです。
電池最適化の対象外にする(最初にやってください)
Android の省電力機能は、バックグラウンドで動くアプリを黙って停止します。 Syncthing-Fork が止まると同期も止まるため、 「最初は同期できていたのに、しばらくすると届かなくなる」原因のほとんどがこれです。
インストールしたら、ペアリングより先に次の設定を済ませてください。
設定 → アプリ → Syncthing-Fork → 電池 → 「最適化しない」
項目の名前は機種によって異なります。 「バッテリー使用量の管理」「自動調整バッテリーの対象外」などと表示されることもありますが、 Syncthing-Fork を省電力の対象から外すという点は同じです。
ペアリングする
流れは PC 同士と同じで、お互いを登録し合います。
- PC 側 — 設定 → エディション → デバイス間同期で、「QR表示」を押します
- スマホ側 — Syncthing-Fork で「デバイスを追加」を選び、QR スキャンで PC の ID を読み取ります
- PC 側 — スマホから接続要求が届くので、「承認」を押します (スマホの ID を QR やコピーで PC の「相手のデバイスを追加」に登録しても構いません)
これで相互登録が完了します。
共有フォルダを「受付」する
ペアリングが済むと、PC から共有の提案がスマホの通知に届きます。「受付」と「無視」が並びます。
提案は 2 つ届きます。通知にはフォルダ名と ID の両方が出るので見分けられます。
- Capture Core(
capturecore-captures) — 撮影したスクリーンショット - Capture Core クリップボード(
capturecore-clipboard) — コピーしたテキスト
スクリーンショットだけでよければ、上を「受付」して、下は「無視」で構いません。
Syncthing-Fork 側で、自分から新しい同期フォルダを追加しないでください。 自分で追加したものは別の ID になるため、PC 側とは繋がりません。 必ず、PC から提案されてくるものを受け付けます。
保存先を選ぶ(ここで決まります)
「受付」を押すと「フォルダーを作成」の画面が開きます。 「ディレクトリー」を選ぶまで、この操作は完了できません。
ここで選んだ場所が、PC で撮ったスクリーンショットの届き先になります。 Capture Core 側からは指定できないため、保存先は実質この操作で決まります。
おすすめは、写真アプリが見に行く Pictures の下に、専用のフォルダを新しく作ることです。
/storage/emulated/0/Pictures/CaptureCoreスクショ
Pictures の下に置くと、届いたスクリーンショットがスマホの写真アプリにそのまま出てきます。
ファイルマネージャを開かなくても見られるので、外出先で開くのが楽になります。
選んではいけない場所
- 内部ストレージのルート — 同期は双方向なので、ストレージ全体が同期対象になります
- すでに写真が入っているフォルダ(
DCIM/Cameraなど) — 中身がすべて PC 側へ同期され、 PC 側での削除がその写真にも及びます
必ず新しい空のフォルダを作ってください。
フォルダを作れないとき
Android のバージョンによっては、Pictures の下にフォルダを作るのに追加の許可が必要です。
ピッカーで作成できない場合は、設定 → アプリ → Syncthing-Fork → 権限で
「すべてのファイルへのアクセス」を許可してください。
許可しないまま進めると、アプリ専用の領域に置かれます。この場合、 同期はできているのに写真アプリからもファイルマネージャからも見えない状態になります。
つながったことを確認する
同期が始まると、Syncthing-Fork のフォルダ一覧に 「最新化」 と表示され、 ファイル数と容量が PC 側と一致します。
ここまで来れば、PC で撮ったスクリーンショットが自動でスマホに届きます。
スマホから PC へも届きます
同期は双方向です。スマホ側で共有フォルダに入れたファイルも PC のライブラリに届きます。 逆に、どちらかで削除すると両方から消えます。 この挙動と、意図しない大量削除に備えた仕組みについては 大量削除ガードと復元をご覧ください。
テキストの共有について
コピーしたテキストを端末間で共有するクリップボード同期は、 PC 同士での利用を想定した機能です。
スマホに対しては PC からの一方向とお考えください。 PC でコピーした内容はテキストファイルとしてスマホに届くので、 Syncthing-Fork からそのファイルを開けば読めます。ただし読むだけで、 クリップボードとして貼り付けるにはファイルの中から手動でコピーすることになります。
逆方向、つまり スマホでコピーしたテキストが PC に届くことはありません。 コピーした内容をファイルに書き出しているのは Capture Core が動いている端末だけで、 スマホ側にその役割を担うものが無いためです。
届かないときは
同期が始まらない、途中で止まるといった場合は、 同期がつながらない・途中で止まるときに 症状別の確認手順をまとめています。